「幸福の資本論」を読んで

幸福に生きるために使えるもの(=資本)は、「金融資産」「人的資本」「社会資本」の3つがあり、
それぞれからは「自由」「金銭や自己実現」「絆」が得られる。
金融資産はお金。人的資本は労働により富(金銭や仕事による自己実現)を得ること。人的資本は共同体から富(絆、愛情、友情)を得ること。

3つの資本を有無によって、以下の8つに分けられるらしい。
全てが揃った超充は存在しえないらしい。というのもお金があると社会資本が壊れるから。まあ、確かにお金があれば無心しにくる人がいたりして人を信じられなくなったりするかもしれない。

・プア充 → 金融×、人的×、社会○
・貧困 → 金融×、人的×、社会×
・リア充 → 金融×、人的○、社会○
・超充 → 金融○、人的○、社会○
・お金持ち → 金融○、人的○、社会×
・旦那 → 金融○、人的×、社会○
・退職者 → 金融○、人的×、社会×
・ソロ充 → 金融×、人的○、社会×

金融資産

ずばりお金。お金があれば経済的に自立、つまり自由になれる。
生きるためにしたくない仕事をせずに本当にしたいことだけをして生きていくことができる。
お金と幸福度の関係としては、年収800万円(夫婦なら1500万円)までは年収が上がるほど幸福度が増えるらしい。また、金融資産1億円までは資産が増えるほど幸福度が増すらしい。

これは結構いろいろなところで耳にすることだけれど、正直本当にそうなのかは分からない。
年収800万もあれば確かにあまりお金に不自由しないかもしれないし、貯蓄も進むだろうけど…。

ちなみに平均収入の2倍の収入があり、収入の10~15%を貯蓄に回すようにすれば、
退職金とあわせて、定年頃には誰でも億万長者になれるらしい。
たしかに投資シュミレーションなどやってみると「億」とまではいかずとも数千万円、少なくとも老後2000万円問題などは気にしなくてもよいくらいにはお金がたまりそうだ。

ただ、退職金はもらえるか分からないし、定年後に億万長者になっても仕方ない。
できれば40歳くらいでセミリタイアしたいものだ。
早めるためには会社勤めでは難しく、自営業→法人化をする必要がある的なことが書いてあった。

人的資本

これは労働により金銭や自己実現を得ること。

最も重要な「富の源泉」は人的資本

幸福の資本論

まあ、そうだろう。働かないことにはお金は稼げないから。
「体が資本」といったりもするし。ちなみに人的資本の投資には以下の3つが大切らしい。

(1) 収入は多ければ多いほどいい。
(2) 同じ収入なら安定していた方がいい。
(3) 同じ収入なら(あるいは収入が少なくても)自己実現できる仕事がいい。

幸福の資本論

これも納得。全部そろってる仕事ならベストなんだけど…。
人的資本を投資する上での戦略も書いてあった。

好きなことに人的資本の全てを投入する。
好きなことをマネタイズできるニッチを見つける。
官僚化した組織との取引から収益を獲得する。

幸福の資本論

3つ目が分かりにくいけど、知識社会において組織は定型的な仕事を行い、イノベーティブな仕事はどんどん外へ外注されるようになる。だから専門的な技能をもった個人はこのような組織、つまり会社と取引して収益を得る、という事のようだ。

あと、生涯現役が最強の人生設計であるとも書いてあった。
たしかに好きな仕事を仕事という感覚もなく(趣味をしているようなものとして)ずっとできたら楽しいだろうし、お金も稼げるわけだからそれが一番いいとは思う。

社会資本

人間関係の範囲は以下のように分けられるらしい。会社での人間関係なども政治空間に含まれる。

・貨幣空間 → お金のやりとりを介した弱いつながり
・政治空間 → 友情空間 + 愛情空間

この本では「幸福な人生」の最適なポートフォリオとしては、

「強いつながり」を恋人や家族にミニマル(最小)化して、
友情を含めそれ以外の関係はすべて貨幣空間に置き換える

幸福の資本論

というのが提案されていた。
これはとても魅力的だと思う。私の日常での悩みの大半が会社に起因することだからだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です